Sony INZONEとLogicool Gのゲーミングヘッドセットを音質・装着感・ワイヤレス性能・コスパ・マイク性能の5軸で比較。ANC搭載H9 II vs LIGHTSPEED全モデル、PS5専用の誤解整理、Xbox対応の非対称性、予算ごとの選び分け方を整理します。
まず見るならこの2モデル
こんな人にはこっち
PS5メインでANCと360 Spatial Soundを活かして没入したいゲーマー
INZONE H9 IIはPS5でANCによる外部騒音カットと360 Spatial Sound(Sound Connect appでEQプリセット適用・Fnatic FPS EQ含む)を組み合わせられる。Logicool Gの全主力モデルがANC非搭載のため、在宅ゲームの騒音環境で没入感を求めるならSONY一択となる。ただし360 Spatial Soundの個人最適化(頭部形状センシング)はPC/INZONE Hub専用のため、PS5ではEQプリセット手動設定に限定される点は把握しておく必要がある。
PS5・Xbox・PCをワンボタンで切り替えるマルチプラットフォームゲーマー
ASTRO A50 X LIGHTSPEEDのベースステーションはHDMI 2.1パススルーでPS5・Xbox Series X・PCをプリセットボタン1つで切替できる(PLAYSYNC)。INZONE H9 IIはXbox非対応(ドングル・BT経由でのXbox接続は公式非サポート)のため、Xboxを使うならASTRO A50 X一択になる。PS5のみのユーザーでも、将来Xboxやゲーミングを増やす予定があればASTRO A50 Xが先行投資として有効。
競技FPS(VALORANT・Apex Legends等)でLIGHTSPEEDの安定接続を選びたいPCゲーマー
PRO X 2 ワイヤレスゲーミングヘッドセットのLIGHTSPEED(1ms報告レート)はプロeスポーツ大会環境での接続安定実績が豊富で、G HUBはVanguard競合問題がない。INZONEの2.4GHzドングルも競技水準の低遅延だが、LIGHTSPEEDのプロ採用実績と安心感で選ぶなら自然とLogicool G PRO X 2に軍配が上がる。ただしBLUE VO!CEは競技FPS中の遅延問題から無効推奨のため、マイク音作りは競技時には活用できない点に注意が必要。
予算3万5千円以内でANC付きワイヤレスフラッグシップを探している人
INZONE H9 II(¥33,980〜39,600・ANC搭載)はこの予算帯でANCを持つ唯一の選択肢となる。Logicool G PRO X 2(¥30,000〜34,650)は若干安いがANC非搭載。「この予算内でANCが必要かどうか」を軸に判断することを推奨する。ANCが不要なら約¥3,000〜5,000安いPRO X 2のLIGHTSPEED接続とLogicool Gの安定性に惹かれる価値もある。
マイクのノイズリダクション重視でボイスチャットや配信をしたい人
INZONE H9 IIのAI機械学習ノイズリダクション付き着脱式カーディオイドブームマイクは、ゲームSE・エアコン音などの背景雑音を自動カットする。Logicool G PRO X 2のBLUE VO!CEもソフトウェア処理でノイズ低減できるが、競技FPS(VALORANT等)中はマイク遅延のため無効推奨という制限がある。配信・実況・ボイスチャット重視でゲームと配信を同時進行するなら、制限のないH9 IIのAI NRマイクが扱いやすい。
Xboxをメイン機として使うゲーマー
INZONE H9 IIはXbox Series X・Sへの公式接続に非対応のため、Xboxユーザーにとって選択肢にならない。XboxでLIGHTSPEEDの高品質ワイヤレスと空間音声(DTS Headphone:X 2.0・Dolby Atmos)を使うなら、ASTRO A50 X LIGHTSPEEDがXboxネイティブ対応のベストオプション。PS5・PCとの切替も一体型ベースステーションで完結できる点が大きな強みとなる。
2社の思想・スタンスの違い
スペックの優劣だけでは見えない、各ブランドが何を大事にしているかを比較できます。
Sony INZONEゲーミングヘッドセットは、ソニーの音響技術(WH-1000XM6同系ドライバー・AI機械学習ノイズリダクション)をゲーミング特化環境に落とし込むという哲学で開発されている。INZONE H9 IIのANC搭載はゲーミングヘッドセット市場では希少で、外部騒音を遮断した純粋なゲーム没入環境を作り出す。INZONE Hubによる360 Spatial Sound個人最適化とFnaticとの共同開発FPS EQプリセットは、PS5・PC両環境での競技プレイを意識した設計思想を体現している。『INZONEはPS5専用』という誤解とは裏腹に、2.4GHz USB-Cドングルのスライドスイッチ切替でPC・PS5を使い分けられる汎用性も持つ。
PS5との深い統合と260gの軽量ANCヘッドセットで『ゲーム没入』を設計するソニー
Logicool GのヘッドセットはLIGHTSPEEDワイヤレスという業界標準の低遅延2.4GHz技術を軸に、G HUBによる統合管理という『ゲーミングデバイス一元化』の体験を提供する。PRO X 2はプロeスポーツアスリートとの共同開発でグラフェンドライバーを採用し、競技指向の音質と安定接続を実現する。ASTROシリーズの傘下取得でHDMI統合ベースステーション切替という独自価値を加え、Sony INZONE H9 IIでは実現できないXbox対応・ワンボタン切替を強みとする。ANC非搭載は全モデルの共通弱点だが、騒音遮断よりも接続安定性・マルチプラットフォーム対応を重視するゲーマーには最適解となる。
LIGHTSPEEDとASTROエコシステムで「マルチプラットフォーム最適解」を提供する定番ブランド
各ブランドの強みと注意点
Sony
強み
- ANC搭載(INZONE H9 II):Logicool G全主力モデルがANC非搭載の中、ゲーミングヘッドセットとしては希少なアクティブノイズキャンセリングを搭載。在宅ゲームの騒音対策や没入感で明確な優位性がある
- 260gの軽量フラッグシップ:PRO X 2(345g)より85g軽く、ASTROシリーズと比べても大幅に軽い。長時間のゲームセッションでの装着疲労を最小化できる
- 360 Spatial Sound個人最適化(PC/INZONE Hub):頭部形状センシングによる個人最適化サラウンドはPC環境で他社にない差別化機能。PS5でもSound Connect appでEQプリセット適用が可能
- Fnatic FPS EQプリセット:プロeスポーツチームFnaticとの共同開発によるFPS特化サウンドチューニング。INZONE Hub(PC)とSound Connect app(PS5)の両方で利用可能
- マルチ接続対応(Xbox除く):2.4GHz USB-Cドングル + Bluetooth LE Audio + Bluetooth Classicの4接続でPC・PS5・Switch・Mobileをカバー
注意点
- Xbox非対応:H9 IIはXbox Series X・Sへの公式接続に対応していない。Xbox環境では使用できないため、Xboxユーザーには選択肢にならない
- 360 Spatial Sound個人最適化はPC専用:INZONE Hub(Windows専用ソフト)経由でのみ個人最適化が機能する。PS5ではSound Connect appで手動EQは可能だが個人最適化はできない
- ラインナップの限定性:H9 II / H5 / H3の3モデル体制(2026年現在)。Logicool Gの幅広い価格帯・用途別ラインナップには及ばない
Logicool G
強み
- LIGHTSPEEDワイヤレスの信頼性:2.4GHz専用設計でプロeスポーツ大会環境でも接続安定性が実証済み。接続断のリスクが少なく競技プレイで安心して使える
- ASTRO A50 Xのマルチプラットフォーム体験:HDMI 2.1パススルー搭載ベースステーション経由でPS5・Xbox・PCをプリセットボタン1つで切替。Xboxユーザーを含むマルチゲーマーに唯一無二の選択肢
- DTS Headphone:X 2.0のクロスプラットフォーム対応:PC・PS5・Xbox・Switch対応で、Sony 360 Spatial Soundのように個人最適化はPC専用という制約がない
- G HUBの安定性:Razer Synapseと比べて「軽い・クラッシュしない・VALORANTのVanguardと競合しない」という評価が安定。BLUE VO!CEのマイクエフェクトで配信・実況用途にも対応
- 幅広いラインナップ:G435(165g・¥7,526〜)からASTRO A50 X(¥59,950)まで予算・用途・重量の幅広い選択肢を提供。Sony INZONEの3モデル体制と対照的
注意点
- ANC非搭載(全主力モデル):PRO X 2・ASTRO A50 X・G735・G733・G535・G435すべてにANCがない。INZONE H9 IIのANC搭載と比較すると騒音環境での没入感・音楽鑑賞機能で明確に劣る
- BLUE VO!CE競技FPS制限:PRO X 2のBLUE VO!CEは競技FPS(VALORANT等)中はマイク遅延のため無効推奨という制限がある。「配信でも使えるマイク」として期待した場合に制約を感じるケースがある
- フラッグシップの重量:PRO X 2(345g)・ASTRO A50 X(363g)はINZONE H9 II(260g)より大幅に重い。長時間プレイでの装着疲労が積み重なりやすい
スペック比較
| 比較軸 | Sony | Logicool G |
|---|---|---|
| フラッグシップ価格 | ¥33,980〜39,600(INZONE H9 II・ANC搭載)👑 | ¥30,000〜34,650(PRO X 2・ANCなし)
¥49,055〜59,950(ASTRO A50 X・HDMI統合) |
比較メモANC搭載同士での比較はないが、H9 II(ANC込み)がPRO X 2(ANCなし)と約¥3,000〜5,000差。ASTROはHDMI統合という別価値の対価で大幅高額 | ||
| ANC(アクティブノイズキャンセリング) | あり(INZONE H9 IIのみ・AI 4マイク方式)👑 | なし(全主力モデル:ASTRO A50 X・PRO X 2・G735・G733・G535・G435) |
比較メモゲーミングヘッドセットでのANC搭載は希少。INZONE H9 IIのANCはLogicool G全モデルにない明確な差別化点 | ||
| 空間音響技術 | 360 Spatial Sound for Gaming(PC/INZONE Hub専用・個人最適化対応)
PS5ではSound Connect appでEQプリセット手動適用が可能👑 | DTS Headphone:X 2.0(PC・PS5・Xbox・Switch対応・クロスプラットフォーム) |
比較メモSonyはPC専用で個人最適化という高精度サラウンドを提供。LogicoolはPS5・Xboxでも機能するため、コンソールユーザーにはLogicool G優位な側面もある | ||
| 重量(フラッグシップ) | 260g(INZONE H9 II・マイク除く)👑 | 345g(PRO X 2)
363g(ASTRO A50 X) |
比較メモINZONE H9 IIはPRO X 2より85g軽く、ASTROより103g軽い。長時間プレイで重量差が蓄積しやすい | ||
| バッテリー(フラッグシップ) | 最大30時間(INZONE H9 II・ANC ON時) | 最大50時間(PRO X 2)
約24時間+置くだけ充電(ASTRO A50 X・ベースステーション)👑 |
比較メモ連続時間はLogicool G PRO X 2優位(50時間 vs 30時間)。ASTRO A50 Xは時間が短いがベースステーション置くだけ充電で実質バッテリーを意識しない運用が可能 | ||
| ワイヤレス技術 | 2.4GHz USB-Cドングル(PC/PS5スライドスイッチ切替)
+ Bluetooth LE Audio + Bluetooth Classic + 3.5mm有線 | LIGHTSPEED 2.4GHz(プロeスポーツ大会実績多数)
ASTRO A50 X:ベースステーション統合・HDMI 2.1パススルー👑 |
比較メモLIGHTSPEEDはプロ大会環境での接続安定実績でH9 IIの独自ドングル方式より定評がある。ASTRO A50 Xのベースステーション切替は市場唯一の体験 | ||
| Xbox対応 | 非対応(INZONE H9 II・ドングルもBTもXbox公式非サポート) | ASTRO A50 X:Xbox Series X・Sネイティブ対応・HDMI統合切替(PLAYSYNC)👑 |
比較メモXboxユーザーにはINZONE H9 IIは選択肢にならない。XboxならASTRO A50 X一択 | ||
| マルチプラットフォーム切替 | 手動切替(ドングルPC↔PS5スライドスイッチ + BT手動接続切替)
Xbox非対応 | ASTRO A50 X:ベースステーションプリセットボタン1つでPS5・Xbox・PC自動切替(PLAYSYNC)👑 |
比較メモ頻繁に複数機種を切り替えるユーザーにはASTRO A50 Xのワンボタン切替が明確に有利 | ||
| マイク(フラッグシップ) | 着脱式カーディオイドブームマイク(AIノイズリダクション・H9 II) | 6mm着脱式カーディオイド(BLUE VO!CE対応・PRO X 2)
フリップミュート内蔵(ASTRO A50 X) |
比較メモH9 IIのAI機械学習ノイズリダクションとPRO X 2のBLUE VO!CEは異なるアプローチ。BLUE VO!CEは競技FPS中は遅延のため無効推奨 | ||
| ソフトウェア | INZONE Hub(PC/Windows専用・360SA個人最適化・Fnatic EQ)
Sound Connect app(スマートフォン・PS5 EQプリセット)👑 | G HUB(BLUE VO!CE・DTS連携・VALORANTのVanguard非競合・安定性評価高) |
比較メモG HUBはVanguard競合問題がなく安定性評価が高い。INZONE HubはPC専用でPS5では一部機能が使えない | ||
| 保証 | ソニー製品1年間保証(ソニーストアでの購入でワイド保証オプションあり)👑 | 2年間無償保証(日本正規品・Logicool公式楽天ストア購入で確実に適用) |
比較メモ保証期間ではLogicool G優位。Sonyは保証期間が短いが製品品質は高評価 | ||
こんな人は後悔するかも
あらかじめ「合わない人」を知っておくと、買ったあとのギャップを避けられます。
Sonyを選ぶと後悔しやすい人
- Xboxメインで使いたいユーザー:INZONE H9 IIはXbox Series X・Sへの公式接続に対応していない。XboxではASTRO A50 Xが唯一の対応フラッグシップ選択肢となる
- 360 Spatial SoundをPS5でフル機能(個人最適化)使いたい人:個人最適化はINZONE Hub(PC/Windows専用)でのみ機能する。PS5ではSound Connect appでのEQプリセット手動設定に限定され、PC専用機能と期待していた場合に差を感じる
- PS5・Xbox・PCを頻繁にワンボタン切替したいマルチプラットフォームゲーマー:ASTRO A50 Xのベースステーション自動切替と比べると、H9 IIはドングルスイッチ+BT手動切替のため操作コストが高い
- ASTROとの価格比較でSONYを割高と判断してINZONE H5(ANCなし)を選んだが後でH9 IIのANCが必要だと感じた人:H5はANCなし・ANCはH9 IIのみという内部ライン差を事前確認する必要がある
Logicool Gを選ぶと後悔しやすい人
- ANCを期待してLogicool Gを購入したが全主力モデルに搭載されていないと気づいた人:PRO X 2・ASTRO A50 X・G735・G733・G535すべてANC非搭載。外部騒音環境でのゲームはパッシブ遮音のみとなる
- ASTRO A50 X(¥49,055〜59,950)のベースステーション込みの価格・価値を事前に把握していなかった人:ヘッドセットだけでなくベースステーション前提の設計と価格である点を購入前に確認が必要
- 競技FPS(VALORANTなど)でBLUE VO!CE目当てにPRO X 2を選んだが、競技中は遅延のためBLUE VO!CE無効推奨と知って期待通りに使えなかった人:BLUE VO!CEは配信・通話向けの機能であり、競技中はOFF設定が推奨される
- PRO X 2(345g)の重さが長時間プレイで首への負担になった人:INZONE H9 II(260g)より85g重く、長時間ゲームセッションでの装着疲労差が体感として現れやすい
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よくある質問
比較・優劣を知りたい
QSony INZONE H9 IIとLogicool G PRO X 2を価格・スペックで比較すると?
QSony INZONEはPS5専用ですか?PCやSwitchでは使えませんか?
購入前の不安を解消したい
QLogicool GのヘッドセットにANCはありますか?
QSony INZONE H9 IIはPlayStation Linkで接続しますか?
どこで・いつ買うか決めたい
QSony INZONEとLogicool Gのゲーミングヘッドセット、どこで買うのがお得?
後悔しないための確認
QSony INZONE H9 IIを買って後悔しやすい人の特徴は?
QLogicool G(ロジクール G)のゲーミングヘッドセットを買って後悔しやすい人は?
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