RazerとLogicool Gのゲーミングヘッドセットを音質・装着感・ワイヤレス性能・コスパ・マイク性能の5軸で比較。THX Spatial Audio搭載のRazer vs LIGHTSPEEDとマルチプラットフォームのLogicool G、用途別に選び分け方を整理します。
まず見るならこの2モデル
こんな人にはこっち
VALORANT・Apex LegendsのFPS競技で足音から勝ちたいPCプレイヤー
BlackShark V3 ProのTHX Spatial Audio 7.1.4ch(PC専用・Synapse連携)は60以上のタイトル向けカスタムEQプロファイルを収録しており、足音の上下方向まで含めた立体定位感に特化したチューニングが施されている。Logicool G PRO X 2もDTS Headphone:X 2.0で空間音声に対応するが、PC専用設定の精度とゲームタイトル最適化の厚みでBlackSharkに軍配が上がる。ただしTHX機能はPC専用のため、PS5・Xbox兼用の場合は効果が半減する点に注意が必要。
PS5・Xbox・PCを頻繁に切り替えるマルチプラットフォームユーザー
ASTRO A50 X LIGHTSPEEDのベースステーションはHDMI 2.1パススルーを内蔵しており、PS5・Xbox・PCをプリセットボタン1つで切り替えられる。テレビのHDMI入力に接続するだけでプラットフォーム間の自動検知・音声切替が完結する。Razer BlackShark V3 Proも4接続対応だが手動切替が基本。「ゲーム機を複数持っているが一台のヘッドセットで完結させたい」ニーズには、ASTRO A50 Xが最善解となる。PS5・XboxユーザーはRazerのTHX機能が使えない点もLogicool Gを選ぶ理由となる。
ボイスチャット・配信・実況の音質にこだわるユーザー
BlackShark V3 Proに搭載されたHyperClear 12mm フルバンドマイクは収音帯域幅が広く、声が「太く自然に届く」という実ユーザー評価が多い。Logicool G PRO X 2は6mmマイクにBLUE VO!CEを組み合わせてソフト処理で補完しているが、フィジカルなマイクサイズの差は収音能力の差に直結する。また競技FPS(VALORANT等)ではBLUE VO!CE有効時の遅延問題から無効推奨とされており、Logicool Gの音作り機能を常時活用できない場合がある。
予算2万円前後でコスパの良いワイヤレスヘッドセットを探している人
G733(約¥19,900・278g・LIGHTSPEED・RGB OFF時89時間)は同価格帯のBlackShark V3(¥24,480・270g・70時間)より約4,500円安く、バッテリー持続もRGB OFF時に大きく優れる。カラーバリエーション(ブラック・ホワイト・ブルー・ライラック等)も豊富で選ぶ楽しさがある。Razerには¥20,000前後で同等スペックの有力モデルが少なく、予算重視なら自然とLogicool Gに軍配が上がる。
長時間プレイが多くバッテリー切れが不安なゲーマー
BlackShark V3 Proの70時間バッテリーは週1〜2回充電で運用可能。Logicool G ASTRO A50 Xはベースステーション置くだけ充電で「外したら充電中、使うときは満充電」という運用が実現でき、バッテリー残量を意識しない体験を提供する。「長時間プレイで充電を忘れたくない」ならASTRO A50 X、「プレイ中に充電できないが週1充電で足りる」ならBlackShark V3 Proが適している。予算を考慮するとBlackShark V3 Proが取り回しよく選びやすい。
「Logicool Gの方が安定している」と聞いてRazerを敬遠しているが音質には興味があるユーザー
Razer Synapse 4への移行でソフトウェアの軽量化・安定性は大きく改善されている。BlackShark V3 Pro(2025年8月発売)から現在まで深刻なソフト問題の報告は少ない。VALORANTプレイヤーはSynapse 4とVanguardの最新互換性情報を確認することを推奨するが、それ以外の用途ではソフト問題への懸念は過去のものとなりつつある。音質・マイクの優位性に興味があるなら、最新世代BlackShark V3 Proを試す価値は十分ある。
2社の思想・スタンスの違い
スペックの優劣だけでは見えない、各ブランドが何を大事にしているかを比較できます。
Razerのゲーミングヘッドセットは『勝つための道具』という哲学を体現する。BlackSharkシリーズのTHX Spatial Audio・HyperClear Micは、競技シーンで実際に使うプロゲーマーの声をもとに開発された。2025年8月発売のBlackShark V3 Proは、ゲーミングヘッドセットにハイブリッドANCを組み込み、外部騒音を遮断した純粋な競技環境を作り出す。デザインにもゲーミング特有の存在感を持ち、Razerのロゴが付いていること自体が競技への気持ちを高める要素になる。
「For Gamers. By Gamers.」が貫く音響特化の攻撃性
Logicool GのヘッドセットはLIGHTSPEEDワイヤレスという業界標準となった低遅延技術を軸に、G HUBによる統合管理という『ゲーミングデバイス一元化』の体験を提供する。PRO X 2はプロeスポーツアスリートとの共同開発を経ており、グラフェンドライバーの採用はHi-Fi音響への本気度を示す。ASTROシリーズを傘下に持つことで、競技PC向けからコンソール特化まで一社でカバーするポートフォリオは、Logicool Gの『総合力で選ぶ理由』を作り出している。
プロのエコシステムをカジュアルゲーマーにも届ける「信頼の定番」
各ブランドの強みと注意点
Razer
強み
- THX Spatial Audio 7.1.4ch(PC専用・Synapse連携):60以上のゲームタイトル向けカスタムEQプロファイルを収録。VALORANTやApex Legendsの足音を上下左右・斜め方向まで立体的に把握できる精密なサラウンドはLogicool Gにはない差別化技術
- HyperClear 12mm フルバンドマイク(BlackShark V3 Pro):収音帯域幅が広く「声が太く自然に聞こえる」という評価が安定。Logicool G PRO X 2の6mmマイクに対してフィジカルな優位性がある
- ハイブリッドANC搭載(BlackShark V3 Proのみ):ゲーミングヘッドセットとしてはまだ希少なANC。Logicool Gの全主力モデルがANC非搭載のため明確な差別化点になる
- BlackShark V3 / V3 X の270g軽量設計:PRO X 2(345g)より75g軽く、長時間プレイの疲労感で優位。最大70時間バッテリーも兼ね備える
- Krakenシリーズのデザイン多様性:Kraken Kitty(猫耳)など個性的なデザインラインナップで女性ゲーマー・配信者に強い訴求力
注意点
- THX Spatial Audio はPC専用:Razer Synapse経由でのみ動作し、PS5・Xboxでは機能しない。コンソールメインのユーザーが音響目当てに購入すると機能を活かせない
- フラッグシップの重量:BlackShark V3 Pro(367g)・Kraken V4 Pro(397g)は重め。長時間プレイで首・頭部への負担が大きく、PRO X 2(345g)・G733(278g)に対して装着感で劣る
- ソフトウェア(Synapse):Razer Synapse 4では改善されたが、VALORANTのVanguardとの競合問題が2026年5月時点でも報告されており、VALORANTプレイヤーには懸念が残る
Logicool G
強み
- LIGHTSPEEDワイヤレスの信頼性:2.4GHz専用設計でプロeスポーツ大会環境でも接続安定性が実証済み。プロeスポーツ選手への正式サポート実績がRazerにはない安心感を与える
- ASTRO A50 Xのマルチプラットフォーム体験:HDMI 2.1パススルー搭載ベースステーション経由でPS5・Xbox・PCをプリセットボタン1つで切り替え。ゲーム機を複数持つユーザーへの最適解
- G HUBの安定性とBLUE VO!CE:Razer Synapseと比べて「軽い・クラッシュしない・Vanguardと競合しない」という評価が安定。BLUE VO!CEのマイクエフェクトで配信・実況ユーザーが音作りできる
- G435の165g超軽量:ゲーミングヘッドセット市場最軽量クラス。長時間プレイでの装着疲れをほぼゼロにする設計
- 明確な2年間無償保証(日本正規品):Logicool公式楽天ストアからの購入で保証が確実に適用される透明なサポート体制
注意点
- ANC非搭載(全主力モデル):PRO X 2・G733・G435等にANCがない。BlackShark V3 ProのハイブリッドANCと比べると没入感・騒音遮断で明確に劣る
- PRO X 2の6mmマイク:BlackShark V3 Proの12mmフルバンドマイクと比較すると収音帯域が狭く、フィジカルな音質差が存在する。BLUE VO!CEのソフト処理で補完しているが、競技中(VALORANT等)は遅延のためBLUE VO!CEを無効推奨という制限もある
- G733の旧世代感:2020年発売でバッテリーRGB ON時29時間と短く、2026年基準ではミドルレンジの主力として競争力が落ちつつある
スペック比較
| 比較軸 | Razer | Logicool G |
|---|---|---|
| フラッグシップ価格 | ¥40,780(BlackShark V3 Pro)
¥68,200(Kraken V4 Pro・最上位)👑 | ¥32,500〜34,650(PRO X 2)
¥54,500〜59,950(ASTRO A50 X LIGHTSPEED・最上位) |
比較メモ同機能帯比較:BlackShark V3 Pro(ANC搭載)はPRO X 2(ANC非搭載)より約6,000〜8,000円高いが付加機能の差が大きい | ||
| ミドル主力価格 | ¥24,480(BlackShark V3・270g・70時間)👑 | ¥19,900前後(G733・278g・29時間RGB ON/89時間RGB OFF) |
比較メモBlackShark V3が約4,500円高い。バッテリー(70時間 vs 29時間RGB ON)・音響技術でBlackShark V3が上回るが価格差がある | ||
| ANC(アクティブノイズキャンセリング) | あり(BlackShark V3 Proのみ・ハイブリッド4マイク方式)👑 | なし(全主力モデル:PRO X 2・G733・G735・G435等) |
比較メモRazerの主力ワイヤレスラインでANCはBlackShark V3 Proのみ。Logicool Gは全モデルANC非搭載 | ||
| 立体音響技術 | THX Spatial Audio 7.1.4ch(PC専用・Synapse連携・60以上のタイトル対応)👑 | DTS Headphone:X 2.0(PC・PS5・Xbox・Switch対応) |
比較メモRazerのサラウンドはより精密だがPC専用。LogicoolはPS5等でも動作するため、コンソールユーザーにはLogicool G優位 | ||
| 最大バッテリー(フラッグシップ) | 70時間(BlackShark V3 / V3 Pro・2.4GHz時) | 50時間(PRO X 2)
24時間+置くだけ充電(ASTRO A50 X・ベースステーション)👑 |
比較メモ連続時間はRazer優位。ASTRO A50 Xのベースステーション充電は「外したら充電中・使うときは満充電」という別次元の体験 | ||
| ワイヤレス技術 | HyperSpeed 2.4GHz(10ms遅延・最大4接続対応モデル) | LIGHTSPEED 2.4GHz(1ms報告レート・プロ大会環境実績多数)👑 |
比較メモ両社とも競技水準の低遅延ワイヤレス。LIGHTSPEEDはプロeスポーツ大会での実績がより多く信頼性評価が高い | ||
| 重量(フラッグシップ) | 367g(BlackShark V3 Pro)
397g(Kraken V4 Pro) | 345g(PRO X 2)
363g(ASTRO A50 X)👑 |
比較メモ同価格帯対決ではPRO X 2(345g)がBlackShark V3 Pro(367g)より22g軽い。長時間プレイでの差は蓄積しやすい | ||
| 軽量帯 | 270g(BlackShark V3 / V3 X) | 165g(G435・カテゴリ最軽量クラス)
278g(G733)👑 |
比較メモG435の165gはゲーミングヘッドセット市場最軽量クラス。Razerの軽量帯BlackShark V3(270g)も十分軽いが、超軽量ではG435が圧倒的 | ||
| マイク(フラッグシップ) | HyperClear 12mm フルバンド(BlackShark V3 Pro・着脱式)👑 | PRO-G 6mm カーディオイドコンデンサー(PRO X 2・着脱式・BLUE VO!CE対応) |
比較メモRazerは収音サイズ・帯域幅で優位。Logicool GはBLUE VO!CEのソフト処理で補完するが、フィジカルなマイクサイズの差は収音能力に直結する | ||
| ソフトウェア | Razer Synapse 4(Chroma RGB・THX連携)👑 | G HUB(BLUE VO!CE・DTS連携・安定性評価高) |
比較メモG HUBの安定性・軽さがユーザー評価で優位。SynapseはVanguard競合問題が課題(2026年現在も報告あり) | ||
| マルチプラットフォーム対応 | PC・PS5・Xbox・Switch・スマホ(4接続対応モデル・手動切替) | ASTRO A50 X:ベースステーション経由でPS5・Xbox・PCをワンボタン自動切替👑 |
比較メモ頻繁にプラットフォームを切り替えるユーザーはASTRO A50 Xのベースステーション切替が最も快適 | ||
| 保証期間 | 2年間(Razer国際保証・日本向け詳細は代理店確認推奨)👑 | 2年間無償保証(日本正規品・明確・Logicool公式楽天ストア購入で確実) |
比較メモ保証の透明性・サポート明確さではLogicool G優位 | ||
こんな人は後悔するかも
あらかじめ「合わない人」を知っておくと、買ったあとのギャップを避けられます。
Razerを選ぶと後悔しやすい人
- PS5・XboxメインでTHX Spatial Audioによる高精度サラウンドを期待した人:THX機能はPC専用(Razer Synapse経由)のため、コンソールでは機能しない。「購入前に気づかなかった」という後悔が最も多いパターン
- BlackShark V3 Proの367gが長時間プレイで重かった人:ANC・12mmマイク・4接続を備えるが、重量負担が長時間プレイで首・頭部に蓄積する。BlackShark V3(270g)への変更では機能が失われるというトレードオフに直面する
- マルチプラットフォームを頻繁に切り替える人:BlackShark V3 Proの4接続切替は手動ステップが多い。ASTRO A50 Xのベースステーション自動切替(ワンボタン)と比べると操作コストが高い
- Synapse 4がVALORANTのVanguardと競合した人:2026年5月時点でも報告例がゼロではない。VALORANTをメインでプレイするなら事前にSynapse 4・Vanguard最新版の互換性を確認すること
- ANCがBlackShark V3 ProのみだとわからずV3 X HyperSpeed(¥16,980)を購入した人:ANCはBlackShark V3 Proのみ搭載。V3 Xには25msの遅延制限もあり、ANCと低遅延の両立にはV3 Proが必要
Logicool Gを選ぶと後悔しやすい人
- ANCを期待してLogicool Gを購入したが全主力モデルに搭載されていないと気づいた人:PRO X 2・G733・G435等にANCはない。自宅の騒音環境が多い場合、音の遮断はパッシブのみとなる
- ASTRO A50 X(¥54,500〜)のベースステーション前提価格が予算オーバーだった人:ヘッドセット本体だけでなくベースステーション込みの価格・価値を事前に把握していないと驚く購入体験になる
- FPS(VALORANT等)でBLUE VO!CE目当てに購入したが競技中は無効推奨と知って使えなかった人:BLUE VO!CE有効時にマイク遅延が発生するという報告あり。競技FPS用途では無効設定が推奨されており、期待した音作りができないケース
- G733(2020年発売)を選んだが旧世代感を感じた人:バッテリーRGB ON時29時間が現在の競合ミドルモデルより短く、「PRO X 2(¥32,500〜)にすれば良かった」という後悔が生じることがある
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Razerの代表モデル
Logicool Gの代表モデル
よくある質問
比較・優劣を知りたい
Q音質はRazerとLogicool Gのどちらが優れていますか?
QBlackShark V3 ProとLogicool G PRO X 2を価格・スペックで比較すると?
購入前の不安を解消したい
QRazer Synapseは重いと聞きました。G HUBより安定していますか?
QLogicool G PRO X 2はプロも使っていると聞きましたが、音質は本当に高い?
どこで・いつ買うか決めたい
QRazerとLogicool Gのゲーミングヘッドセット、どこで買うのがお得?
後悔しないための確認
QRazerのゲーミングヘッドセットを買って後悔しやすい人の特徴は?
QLogicool G(ロジクール G)のゲーミングヘッドセットを買って後悔しやすい人は?
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