M
テレビ
公開: 2026年5月10日

Sony vs LG|テレビはどっちがおすすめ?

SonyのBRAVIAとLGのOLED evoテレビを価格・画質・音響・ゲーミング・サポートの5軸で比較。「BRAVIA 8のパネルはLG製」という構造的事実や、PS5専用Auto HDR Tone Mapping vs VRR165Hzの違いを代表モデルで解説します。

こんな人にはこっち

映画・配信メインで音響体験を最大化したい

Sony

BRAVIA 8のAcoustic Surface Audio+はスクリーン自体が振動して音を出す独自技術で、映像の口元からセリフが聞こえる定位感はどのテレビにも実現できない体験だ。Cognitive Processor XRがLG Display製WOLEDパネルの映像処理を最適化し、Dolby Vision IQが部屋の明るさに合わせて自動調整する。映画・ドラマの没入感を「映像と音の一体感」として最大化したいなら、SonyのBRAVIA 8が最有力候補になる。

PS5メインのゲーマー

Sony

SonyのAuto HDR Tone MappingはPS5とBRAVIAの組み合わせでのみ動作するエコシステム統合機能で、HDR映像設定を手動で触ることなく自動で最良値に設定する。BRAVIA 9(Mini LED)のゲームHDR表現(爆発・炎の輝き)やBRAVIA 8(有機EL)の黒の深さはPS5のゲームタイトルを最高水準で表示する。PS5一本に絞っているゲーマーにはSonyのエコシステム統合が最大の付加価値となる。

PC・Xbox・PS5のマルチゲーム機ゲーマー

LG

LG G5のVRR最大165Hzはソニー製テレビの120Hzを上回り、高フレームレートPCゲームやXbox Series XとのHigh Refresh Rate接続に余裕を持って対応できる。HDMI 2.1×4ポート全対応でPS5・Xbox・PCゲーミング・Ultra HD Blu-rayを同時接続してもポートが余る。G-SYNC Compatible・AMD FreeSync Premiumで機器を選ばない。PS5専用機能よりも汎用性を優先するなら、LGが合理的な選択肢だ。

クラウドゲームをテレビ単体で楽しみたい

LG

webOS 25はGeForce NOW(4K/120fps)・Xbox Game Pass・Amazon Lunaのクラウドゲーミングサービスに対応しており、ゲーム機不要でテレビ単体で高品質なゲームが楽しめる。BRAVIAのGoogle TVはクラウドゲーミングへのネイティブ対応が限定的なため、ゲーム機の追加購入コストなしでゲームを試したい人にはLGが圧倒的に有利だ。

5年以上の長期使用でスマートTV機能を維持したい

LG

LGはwebOS 25の5年間OSアップデート保証を2025年モデル以降に明示しており、2030年まで最新のスマートTV機能とクラウドサービス対応を維持できる。Google TV(Sony)は公式なOSアップデート期間を明示していないため、長期的なアプリ対応・機能追加の継続性で不透明感がある。5〜7年スパンの買い替えサイクルを前提とするなら、LGのエコシステム維持保証が安心材料になる。

国内サポート・修理対応を重視する安心派

Sony

Sony BRAVIAは国内コールセンターと修理センターを備え、購入後の問い合わせから出張修理まで一貫した国内サポートを提供する。日本国内での販売実績・ブランド信頼性という点でも、Sony BRAVIAは長年の国内家電大手としての蓄積がある。LGも全国約70拠点・東京23区内72時間以内対応を目標としているが、「国産ブランドに近い安心感」を優先するならSonyが向く。

2社の思想・スタンスの違い

スペックの優劣だけでは見えない、各ブランドが何を大事にしているかを比較できます。

Sony思想
「映画館・スタジオの体験を家庭に持ち込む」ことを軸に、Cognitive Processor XRと有機EL駆動・PS5エコシステム統合で没入感を追求するエンタメ家電の専門集団。

XRプロセッサーとAcoustic Surface Audioで映像・音を一体化したエンタメ没入体験

LG思想
自社グループ製造のOLEDパネルで有機ELテレビの標準を世界に定義し、webOSエコシステムとクラウドゲーミング対応で「テレビ体験のプラットフォーム化」を目指す映像の雄。

世界唯一のOLEDパネルメーカーと5年OS保証が保証するスマートTV体験の最高峰

各ブランドの強みと注意点

Sony

強み

  • Acoustic Surface Audio+(BRAVIA 8)はスクリーン自体が振動して音を出す独自技術。映像の口元からセリフが聞こえる定位感はSony BRAVIAだけの体験
  • PS5専用Auto HDR Tone MappingでPS5のHDR映像を自動最適化。設定不要で最高の画質が得られるソニーエコシステム連携
  • BRAVIA 8はLG Display製WOLEDパネル+Cognitive Processor XRという組み合わせ。「パネルはLG製、映像処理はSony」という独自の完成形
  • BRAVIA 9のXR Backlight Master Drive(22bit超小型LEDドライバー)で「4Kブラビア史上最高輝度」を達成した Mini LEDフラッグシップ
  • Google TV搭載。Chromecastビルトイン・Googleアシスタント・主要配信サービス全対応で操作性が高い

注意点

  • VRRは最大120Hz止まり。LG G5(165Hz)・C5(144Hz)に対してゲーミングリフレッシュレートで劣る
  • webOS 25のような5年間OSアップデート保証がGoogle TVには明示されていない。長期スマートTV利用でのエコシステム維持に不透明感がある
  • GeForce NOW・Xbox Game PassのようなクラウドゲーミングサービスにはBRAVIA単体で対応していない

LG

強み

  • G5のPrimary RGB Tandem OLED(BGBR 4層発光・世界初採用)がピーク輝度2,200〜2,400nitsとΔE平均1.4の色精度を同時実現
  • VRR最大165Hz(G5)・144Hz(C5)とHDMI 2.1×4ポート全対応でPS5/Xbox Series X/PCゲーミングを同時接続できる
  • webOS 25でGeForce NOW(4K/120fps)・Microsoft Copilot・Xbox Game Pass・Amazon Lunaのクラウドサービスに完全対応
  • 5年間の無償OSアップデートを公式保証(2030年まで)。購入後も最新スマートTV機能が維持される
  • G5は製品登録で最長5年のパネル保証が適用(条件:2年目以降は技術料・出張料別途)

注意点

  • 内蔵音響はC5(40W/2.2ch)・G5(60W/4.2ch)とも、Acoustic Surface Audio+のような「スクリーン振動で音を出す」独自体験は持たない
  • DTS音声が非対応(C5/G5ともDolby Atmosのみ対応)。Blu-rayディスクでDTS-HD MA等を使う視聴者は要注意
  • PS5向けAuto HDR Tone MappingはBRAVIA専用機能のため、LGではPS5のHDR映像を手動設定が必要

スペック比較

比較軸SonyLG
価格帯(65型)
BRAVIA 9: 実売480,000〜600,000円 / BRAVIA 8: 実売480,000〜550,000円 / BRAVIA 7: 実売250,000〜280,000円前後
G5: 希望小売616,000円(実売400,000〜500,000円) / C5: 希望小売495,000円(実売305,000〜370,000円)

比較メモ65型OLEDの実売価格帯はほぼ拮抗。C5はBRAVIA 8より実売で安いケースあり。Mini LED(BRAVIA 9)とOLED(G5)は同価格帯で別パネル種として選択肢が分かれる

パネル種別(フラッグシップ)
BRAVIA 9: Mini LED(XR BACKLIGHT MASTER DRIVE・22bit制御)
G5: Primary RGB Tandem OLED(BGBR 4層発光・世界初・MLA非搭載)👑

比較メモG5はMLAを廃止してPrimary RGB Tandem OLEDを採用。「G5はMLAで輝度アップ」は誤情報

パネル種別(スタンダードOLED)
BRAVIA 8: WOLED(LG Display製・MLA第5世代)
C5: WOLED(MLA非搭載。C4のMLA搭載から後退)👑

比較メモBRAVIA 8のパネルはLG Display製WOLED。「LGのパネル+SonyのXRプロセッサー」という組み合わせ。C5はC4比でMLA後退するがプロセッサー進化で輝度は向上

映像処理エンジン
Cognitive Processor XR(人間の視覚・聴覚の認知特性に基づくAI映像処理)
α11 AI Gen2(G5・5,000領域以上の精密解析) / α9 AI Gen8(C5)👑
ピーク輝度(参考値)
BRAVIA 9(Mini LED): 実測3,000nits超(概報) / BRAVIA 8(WOLED): 約330nits(SDR)
G5: 2,359cd/m²(AV Watch実測・Cinemaモード10%窓) / C5: 約1,000〜1,200nits(推定)👑

比較メモ輝度の測定条件(ウィンドウサイズ・モード)が異なるため単純比較は難しい。液晶のBRAVIA 9は輝度数値では上回る場合があるが黒の深さは有機ELに劣る

内蔵音響
BRAVIA 9: Acoustic Multi-Audio(8ユニット・70W・ビームトゥイーター天井反射)/ BRAVIA 8: Acoustic Surface Audio+(5ユニット・50W・スクリーン振動)👑
G5: WOW Orchestra対応・60W/4.2ch(フルレンジ×4・ウーハー×2)/ C5: WOW Orchestra対応・40W/2.2ch
音響の独自体験
Acoustic Surface Audio+: スクリーン自体が振動して音を出す。映像中の人物の口元からセリフが聞こえる空間定位を実現(BRAVIA 8のみ)👑
WOW Orchestra: LG対応サウンドバーと一体的な音場を形成(対応サウンドバーは別売り)

比較メモDTS音声はLGが非対応(Dolby Atmosのみ)。Blu-rayのDTS音源再生を重視する場合はSonyが有利

VRR最大Hz
BRAVIA 9/8/7: 最大120Hz(HDMI 2.1経由・VRR対応)
G5: 最大165Hz / C5: 最大144Hz👑

比較メモLGがVRR最大Hzで明確に上回る。PCゲーマーや高フレームレート重視のゲーマーはLGが有利

PS5専用最適化機能
Auto HDR Tone Mapping(PS5+BRAVIA専用・HDR映像を設定不要で自動最適化)/ Auto Genre Picture Mode(コンテンツ種別自動認識)
非対応(G-SYNC Compatible・AMD FreeSync Premium・HGiGは対応。PS5のHDRは手動設定が必要)👑

比較メモAuto HDR Tone MappingはPS5+BRAVIA限定の独自機能。他社テレビでは使えない

クラウドゲーム対応
非対応(Google PlayのゲームアプリはBRAVIA 8/9等で利用可能な場合あり)
対応(webOS 25でGeForce NOW 4K/120fps・Xbox Game Pass・Amazon Luna)👑
HDMI 2.1ポート数
BRAVIA 9/8/7/5: 全4ポートがHDMI 2.1対応
G5/C5: 全4ポートがHDMI 2.1対応👑
スマートOS
Google TV(Chromecastビルトイン・Googleアシスタント・Google Play対応・OSアップデート期間の明示なし)👑
webOS 25(GeForce NOW・Microsoft Copilot・AIボタン搭載Magic Remote MR25・5年間OS無償アップデート保証)
メーカー保証・パネル保証
標準1年保証。国内コールセンター・修理センター対応👑
標準1年保証。G5は製品登録で最長5年パネル保証(2年目以降は技術料・出張料別途・無条件ではない)

比較メモLG G5の5年パネル保証は「製品登録が必須」かつ「2年目以降の訪問修理は技術料・出張料が別途発生」する条件付き保証

こんな人は後悔するかも

あらかじめ「合わない人」を知っておくと、買ったあとのギャップを避けられます。

Sonyを選ぶと後悔しやすい人

  • VRR 165Hzが必要なPCゲーマーやXbox Series Xユーザー(BRAVIAは最大120Hz止まり)
  • BRAVIA 8 IIを期待していた人(QD-OLED搭載の2025年海外モデルは日本未発売・2026年5月時点)
  • GeForce NOW・Xbox Game Passをテレビ単体で使いたい人(BRAVIAはクラウドゲーミング非対応)
  • 5年間スマートTVアップデート保証を明確に求める人(Google TVは更新期間の明示なし)

LGを選ぶと後悔しやすい人

  • PS5専用のAuto HDR Tone Mapping(自動HDR最適化・設定不要)が欲しい人(BRAVIA専用機能)
  • Acoustic Surface Audio+のような「画面から音が出る」独自体験を重視する人
  • DTS-HD MA等のDTS音声フォーマットを活用するBlu-rayコレクターの人(LGはDTS非対応)
  • 国内修理対応の安定性と国産メーカーの安心感を最優先する人

代表モデルをチェック

各ブランドの代表的なモデルです。詳細スペック・最安値は商品ページから確認できます。

LGの代表モデル

よくある質問

比較・優劣を知りたい

QSonyとLGのOLEDテレビ、どちらの画質が良いですか?
パネル構造と映像処理の組み合わせ方が異なるため、単純な優劣はつけにくいです。注目すべき事実として、SonyのBRAVIA 8(WOLED)はLG Display製OLEDパネルを採用し、「LGのパネル技術+SonyのXRプロセッサー」という組み合わせで成立しています。一方、LGのG5(Primary RGB Tandem OLED)は4層発光の新世代パネルでΔE平均1.4という映画制作基準の色精度を達成しています。暗室での映画鑑賞・色精度重視ならG5、映像処理の精緻さと音響一体感ならBRAVIA 8、という整理が実用的です。
QBRAVIA 8のパネルはLG製って本当ですか?
本当です。Sony BRAVIA 8(K-65XR80)はLG Displayが製造するWOLEDパネルを採用しています。「SonyのテレビなのにLGのパネルを使っている」と驚く方も多いですが、これはOLEDパネル製造においてLG Displayが世界唯一の大型パネルメーカーであるためです。パネルはLG Display製ですが、映像処理エンジン(Cognitive Processor XR)・音響設計(Acoustic Surface Audio+)・PS5連携機能はSony独自の技術です。どのプロセッサーが映像を仕上げるかで体験が変わる、という視点で選ぶのがポイントです。
QGoogle TVとwebOS 25はどちらが使いやすいですか?
用途と環境によって異なります。Google TV(Sony)はChromecastビルトイン・Googleアシスタント・Google Play Storeと統合しており、すでにGoogleエコシステム(Google Home・Chromebook等)を使っている方に馴染みやすいです。webOS 25(LG)はGeForce NOW・Microsoft Copilot・Xbox Game Passのクラウドサービス対応と5年間OSアップデート保証が際立ちます。長期利用・クラウドゲーム重視ならwebOS 25、Google製品との連携重視ならGoogle TVが向いています。

購入前の不安を解消したい

QLGの有機ELテレビは焼き付きしませんか?
通常の視聴環境では実用上ほぼ問題ありません。LGのwebOS 25はOLED Care+として、Pixel Cleaning(輝度ムラ補正)・Screen Move(画面微小移動で残像防止)・Adjust Logo Brightness(放送局ロゴの輝度自動低下)・Pixel Refresher(長時間使用後の自動リフレッシュ)を内蔵しています。RTINGSの長期耐久テストでも実用上の焼き付きリスクは低いとされています。長時間同じ静止画像を表示し続ける特殊な使い方(業務用モニター等)でなければ、一般的なテレビ視聴での焼き付きを過度に心配する必要はありません。

どこで・いつ買うか決めたい

QBRAVIA 8 IIは日本で購入できますか?
2026年5月時点では購入できません。BRAVIA 8 II(QD-OLED採用・型番XR80M2シリーズ)は海外で2025年モデルとして発表されていますが、日本市場への投入時期は未確定です。本記事で比較しているのは日本で現在購入できるモデル(BRAVIA 9・BRAVIA 8・BRAVIA 7・BRAVIA 5の2024年モデル)です。海外記事でBRAVIA 8 IIとLG G5を比較したレビューを読まれた場合、日本での比較対象は現行のBRAVIA 8(WOLED)またはBRAVIA 9(Mini LED)となる点にご注意ください。
QSonyとLGのテレビはどこで買うのがお得ですか?
家電量販店(ヨドバシ・ビックカメラ・ヤマダ電機・エディオン)ではポイント還元を含めた実質価格での購入が狙えます。LGはLGダイレクトショップ(公式オンライン)経由の購入でG5の製品登録保証が確実に適用されるため、5年パネル保証を活用したい場合は公式ストアを経由することを推奨します。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングでは特定タイミングで型落ちモデルが大幅値引きされるケースがあります。SonyはソニーストアのAVメンバーズによる下取り優待を活用する方法もあります。

後悔しないための確認

QPS5でゲームをするならSonyとLGどちらが向いていますか?
PS5メインであればSony BRAVIAが有利です。Auto HDR Tone MappingはPS5とBRAVIAを接続すると自動でHDR設定を最適化する機能で、LGテレビを含む他社製テレビでは使えません。Auto Genre Picture Modeもゲーム/映画/メニューを自動判別して画質モードを切り替えます。LGのG5もPS5との接続は可能で144Hz/120HzのVRR・ALLM・G-SYNCに対応しますが、PS5固有の自動連携機能はBRAVIA専用です。PS5以外にXbox・PCも同時接続したいマルチユーザーならLGの165Hz・4ポートHDMI 2.1の汎用性が上回ります。
QLGのG5を買って後悔する人はどんな人ですか?
(1)PS5専用機能(Auto HDR Tone Mapping)を設定なしで使いたいPS5ゲーマーはBRAVIAを選ぶべきです。G5でもPS5接続は可能ですが、自動最適化はBRAVIA専用機能です。(2)Acoustic Surface Audio+のような「スクリーンから音が出る」体験に惹かれている人は、G5のWOW Orchestraでは同じ定位感は得られません。(3)DTS-HD MA等のDTS音声フォーマットを使うBlu-rayディスクコレクターの方は、LG C5/G5がDolby Atmosのみ対応(DTS非対応)の点が制約になります。

他の比較記事を見る

SonyLG それぞれの他ブランドとの比較記事です。

LGと他ブランドの比較4件)

この記事の編集者
メタっぴ編集部
メタっぴ編集部
家電・ガジェット専門ライター

家電・ガジェットを中心に幅広いカテゴリの商品レビュー・比較記事を執筆する編集チーム。メーカーへの取材や実機検証をもとに、スペックと実際の使用感を組み合わせた信頼性の高い情報をお届けします。