LG OLED evoとPanasonic VIERAを画質・音響・ゲーミング・スマートTV・価格の5軸で比較。G5とZ95Bが実は同じパネルである事実から、HDMI 2.1ポート数の違い・webOS vs Fire TVの選び方まで代表モデルで解説します。
こんな人にはこっち
PC・XboxなどHDMI 2.1×4ポートをフル活用するマルチゲーマー
LG G5はHDMI 2.1対応ポートが4本すべてで、PS5・Xbox Series X・PCゲーミング・4Kレコーダーを同時接続してもポートが余る。Panasonic Z95BはHDMI 2.1対応が2ポートのみで、接続機器が増えるほど制約が生じる。VRR最大165HzのLG G5はXbox Series Xの高フレームレートゲームでも余裕のある接続環境を提供する。
テレビ単体で音に包まれるシアター体験を楽しみたい
Panasonic Z95BのTechnics監修360 Soundscape Pro(170W・5.1.2ch)は、フロントライン・サイドファイアリング・アップフリング・サブウーファーが立体的な音場を形成する。LG G5の60W/4.2chと比べて170Wというワット差以上に、音の広がり方と包まれる感覚が異次元。映画・ライブコンテンツをサウンドバーなしで劇場体験したいならZ95Bが最有力候補。
Amazon Prime Video・AlexaのAmazonエコシステムを日常使い
Panasonic Z95BのFire TV内蔵はAmazon Prime VideoのHDR10+コンテンツを最高品質で再生できる。遠距離マイク内蔵でリモコン不要のAlexa音声操作が使え、Echo・Fireタブレット・RingカメラとのAmazonスマートホーム統合が最も深い。すでにAmazonエコシステムを使っている人には最もシームレスな連携が得られる。
GeForce NOW・Xbox Game Passをテレビ単体でクラウドゲームしたい
webOS 25はGeForce NOW(4K/120fps)・Xbox Game Pass・Amazon Lunaのクラウドゲーミングサービスに対応しており、ゲーム機なしでテレビ単体で高品質なゲームが楽しめる。PanasonicのFire TVもAmazon Lunaには対応するが、GeForce NOWとXbox Game Passの対応はwebOSが上回る傾向がある。追加コストなしでゲームを楽しみたい人にはLGが有利。
Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツをベスト品質で楽しみたい
Panasonic Z95BはHDR10+とDolby Vision IQの両フォーマットに対応しており、Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツをHDR10+品質で再生できる。LGはHDR10+に非対応なため、同じコンテンツをHDR10でフォールバック再生する。Amazonプライム会員でHDR10+コンテンツを多く視聴する人にはZ95Bが明確に有利な選択肢。
OSアップデート・スマートTV機能を長期間維持したい
LGのRe:Newプログラムは2025年モデルに最低4世代分のOSアップデートを保証しており、webOS 25から26・27・28・29相当への継続アップグレードが見込まれる。PanasonicのFire TVはAmazonのFire OSサイクルに依存するため、明示的な世代数保証がない。5年以上の長期使用でスマートTV機能を維持したいなら、LGの保証プログラムが安心材料になる。
2社の思想・スタンスの違い
スペックの優劣だけでは見えない、各ブランドが何を大事にしているかを比較できます。
自社グループ製造のOLEDパネルで有機ELテレビの世界標準を定義し、webOSエコシステムとクラウドゲーミング対応で『テレビ体験のプラットフォーム化』を目指す映像技術の雄。4世代分のOSアップデート保証が示す長期サポートへのコミットメントも特徴。
世界唯一のOLEDパネルメーカーが提供する映像・ゲーミング・スマートTVの最高峰
VIERAブランドを通じてTechnics音響技術とHCX Pro AI Processor MK IIを融合させ、テレビ単体で映画館体験を再現することを追求。Fire TV採用でAmazonエコシステムと深く統合し、スマートホームの中核としての役割も担う。
Technics音響とFire TVエコシステムで映像と音を劇場水準に高めるVIERA
各ブランドの強みと注意点
LG
強み
- G5のPrimary RGB Tandem OLED(世界初・BGBR 4層発光)がΔE平均1.4の映画制作基準色精度とピーク輝度2,200〜2,400nitsを同時実現
- VRR最大165Hz(G5)・144Hz(C5)とHDMI 2.1×4ポート全対応でPS5/Xbox Series X/PCゲーミングを同時接続できる
- webOS 25でGeForce NOW(4K/120fps)・Xbox Game Pass・Amazon Lunaに対応。ゲーム機なしでクラウドゲームが完結
- Re:Newプログラムで最低4世代分のOSアップデートを保証。2025年モデルはwebOS 25→26→27→28→29相当の継続サポートが見込まれる
- G5は製品登録で最長5年のパネル保証が適用(条件:2年目以降は技術料・出張料別途)
注意点
- 内蔵音響はG5(60W/4.2ch)・C5(40W/2.2ch)とも、Panasonic Z95BのTechnics監修170W/5.1.2chには音場設計の次元で及ばない
- HDR10+に非対応(Dolby VisionとHDR10のみ)。Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツはHDR10でフォールバック再生される
- DTSパススルー非対応(Dolby Atmosのみ対応)。Blu-rayディスクのDTS-HD MA音源を活用する場合は注意が必要
Panasonic
強み
- Z95BのTechnics監修360 Soundscape Pro(170W・5.1.2ch・Dolby Atmos対応・自動ルームキャリブレーション)はテレビ内蔵音響で最高水準のシアター体験
- LG G5と同じPrimary RGB Tandem OLEDパネルを採用しながら、HCX Pro AI Processor MK IIとThermalFlow冷却機構で長期耐久・精度重視のチューニングを実現
- Fire TV内蔵でPrime Video最適化・Alexa遠距離マイク・Echo/Fireタブレットとのスマートホーム統合がAmazonエコシステムとして完結
- HDR10+とDolby Vision IQの両フォーマットに対応(LGはHDR10+非対応)。Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツを最高品質で再生
- 4Kダブルチューナー内蔵でBS 4K/110°CS 4Kの2番組同時録画・フリーワード予約検索に対応
注意点
- HDMI 2.1対応が4ポート中2ポートのみ(残り2ポートはHDMI 2.0)。PS5・Xbox・PC・4Kレコーダーをすべてフルスペック接続する際にポート割り当てが制約になる
- VRR最大144HzはLG G5の165Hzに劣る。PC高フレームレートゲームやXbox Series Xの165fps対応タイトルでは差が出る場合がある
- Fire TVのOSアップデートはAmazonのFire OSサイクルに依存しており、LGのRe:Newプログラムのような明示的な世代数保証がない
スペック比較
| 比較軸 | LG | Panasonic |
|---|---|---|
| パネル種別(最上位) | G5: Primary RGB Tandem OLED(BGBR 4層発光・LG Display製) | Z95B: Primary RGB Tandem OLED(4層発光・LG Display製) |
比較メモ両者ともに同一の LG Display 製 Primary RGB Tandem OLED パネルを採用。『LGとPanasonicのOLEDは別パネル』は誤り。パネルが同じでも画像処理エンジン・冷却設計・HDRフォーマット対応が異なるため体験は変わる | ||
| パネル種別(ミドル) | C5: WOLED(MLA非搭載・α9 AI Gen8) | W95B: VA×Mini LED(504エリア・Wエリア制御) |
比較メモミドル帯はパネル種別が異なる。C5はOLED(有機EL)・W95BはMini LED液晶。完全な黒の深さはC5・輝度ピークと明所性能はW95Bが有利な傾向 | ||
| 映像処理エンジン | α11 AI Gen2(G5・5,000領域以上の精密解析・デフォルト輝度100%でWOW体験重視) / α9 AI Gen8(C5) | HCX Pro AI Processor MK II(Z95B/W95B・ジャンル自動認識→最適画質設定・デフォルト輝度70%で精度重視) |
比較メモ旧称『ヘキサクロマドライブ』は2022年以前の世代に使われた名称。現行2025年モデルの正式名称はHCX Pro AI Processor MK II | ||
| ピーク輝度(参考実測値) | G5: 約2,268〜2,359nits(第三者機関実測・Cinemaモード10%窓・デフォルト輝度100%) | Z95B: 約1,028nits(デフォルト輝度70%)/ 輝度100%設定では約2,355nits同等水準(第三者機関実測) |
比較メモG5はデフォルト輝度100%設定のため開封直後から最大輝度で視聴できる。Z95Bはデフォルト輝度70%のため同条件では数値が下がるが、これはチューニング哲学の違いであり優劣ではない | ||
| パネル冷却・長期耐久設計 | OLED Care+(Pixel Cleaning・Screen Move・Adjust Logo Brightness・Pixel Refresher) | ThermalFlow(Panasonic独自・OLEDパネルの放熱で劣化を抑制する冷却構造) |
| HDRフォーマット対応 | HDR10・HLG・Dolby Vision IQ対応 / HDR10+は非対応 | HDR10・HLG・Dolby Vision IQ(Precision Detail付き)・HDR10+・HDR10+ Adaptive対応 |
比較メモPanasonicはHDR10+とDolby Visionの両フォーマットに対応。LGはHDR10+非対応のため、Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツはHDR10でフォールバック再生される | ||
| 内蔵音響 | G5: 60W / 4.2ch(フルレンジ×4・ウーハー×2)/ C5: 40W / 2.2ch | Z95B: 360 Soundscape Pro(Technics監修・170W・5.1.2ch・Dolby Atmos対応・自動ルームキャリブレーション)👑 |
比較メモ170W vs 60Wはテレビ内蔵音響で最大級の差。Z95Bのサイドファイアリング+アップフリングは左右・上方向への音場展開を実現し、映画・ライブコンテンツで体感差が出る | ||
| DTS音声対応 | 非対応(Dolby Atmosのみ) | 非対応(Dolby Atmosのみ)👑 |
比較メモLG・Panasonic ともにDTSパススルー非対応。DTSに対応するのはSony BRAVIAのみ。eARC経由でLPCM変換してレシーバー出力する回避策は両者で利用可能 | ||
| VRR最大Hz | G5: 最大165Hz / C5: 最大144Hz👑 | Z95B: 最大144Hz |
比較メモLG G5のみ165Hzに対応。PC高フレームレートゲームやXbox Series X対応タイトルで差が出る場合がある | ||
| HDMI 2.1ポート数 | G5/C5: 全4ポートがHDMI 2.1対応(48Gbps)👑 | Z95B: 4ポート中2ポートのみHDMI 2.1対応(残り2ポートはHDMI 2.0) |
比較メモPS5・Xbox Series X・PCゲーミング・4Kレコーダーをすべて 4K/120Hz フル帯域で接続したい場合、Z95Bでは2ポートしかHDMI 2.1が使えないためポート割り当ての計画が必要 | ||
| G-SYNC Compatible / AMD FreeSync Premium | G5/C5: 両対応👑 | Z95B: 両対応 |
| HDR10+ Gaming | G5/C5: 非対応(HDR10 Gamingのみ)👑 | Z95B: 対応(Panasonic独自対応) |
比較メモゲーム用HDRフォーマットではZ95BがHDR10+ Gamingに対応し、対応ゲームタイトルでより精細なHDR表現が得られる | ||
| HGiG(HDR Gaming Interest Group) | G5/C5: 対応👑 | Z95B: 公式要確認(リサーチMD段階で未確定・[TODO: PM確認]) |
| クラウドゲーム対応 | webOS 25: GeForce NOW(4K/120fps)・Xbox Game Pass・Amazon Luna対応👑 | Fire TV: Amazon Luna対応(GeForce NOW・Xbox Game Passの対応は限定的な場合がある) |
| スマートOS | webOS 25(AI Search・AI Concierge・AIボタン搭載Magic Remote MR25・Apple AirPlay 2・Google Cast対応) | Fire TV(Amazon Prime Video最適化・Alexa遠距離マイク内蔵・Echo/Fireタブレット/Ring連携) |
比較メモ主要VOD(Netflix・YouTube・Disney+・DAZN等)は両OSとも全対応。『Fire TVはNetflixが使えない』は誤解 | ||
| OSアップデート持続性 | Re:Newプログラムで最低4世代分のOSアップデートを保証(2025年モデルはwebOS 25→26→27→28→29相当) | Fire OSのアップデートはAmazonのサイクルに依存(明示的な世代数保証なし) |
比較メモLGの『5年OSアップデート保証』という表現は厳密には誤り。正確には『最低4世代分のOSアップデート保証』(Re:Newプログラム) | ||
| 価格帯(65型) | G5: 希望小売¥616,000 / 実売¥400,000〜500,000 / C5: 希望小売¥495,000 / 実売¥305,000〜370,000 | Z95B: 希望小売¥454,100 / 実売¥400,000〜490,000 / W95B: 希望小売¥297,000 |
比較メモ最上位OLED同士(G5 vs Z95B)は実売で拮抗〜Z95Bが若干高いケースもある。『LGはお手頃・Panasonicは高い』という単純図式は2025年最上位同士では成立しない | ||
こんな人は後悔するかも
あらかじめ「合わない人」を知っておくと、買ったあとのギャップを避けられます。
LGを選ぶと後悔しやすい人
- Technics監修の『音に包まれる体験』を重視していた人(G5/C5の内蔵音響ではZ95Bの170W立体音場体験は得られない)
- Amazon Prime VideoのHDR10+コンテンツをHDR10+品質で楽しみたい人(LGはHDR10にフォールバック再生される)
- AlexaとEchoを駆使したスマートホーム連携を最優先する人(webOSはAmazonエコシステム統合の深さでFire TVに劣る)
- Fire TV内蔵テレビでAmazonエコシステムに深く組み込みたい人
Panasonicを選ぶと後悔しやすい人
- PS5・Xbox Series X・PCゲーミング・4Kレコーダーをすべて HDMI 2.1 フル帯域で同時接続したいマルチゲーマー(Z95BはHDMI 2.1が2ポートのみ)
- GeForce NOWやXbox Game Passをテレビ単体で楽しみたいクラウドゲーマー(Fire TVでの対応はwebOSより限定的な場合がある)
- VRR165Hzが必要なPCゲーマーやXbox Series X高フレームレートユーザー(Z95Bは最大144Hz止まり)
- LGのRe:Newプログラム相当の明示的なOS長期アップデート保証を求める人(PanasonicはFire OSサイクル依存で世代数保証がない)
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LGの代表モデル
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よくある質問
比較・優劣を知りたい
QLGとPanasonicのOLEDテレビは同じパネルを使っていますか?
QwebOS 25とFire TV、どちらが使いやすいですか?
購入前の不安を解消したい
QPanasonicのVIERAはFire TVだからNetflixが使えませんか?
QLG G5のパネルは焼き付きしませんか?
どこで・いつ買うか決めたい
QLGのwebOSは本当に5年間アップデートされますか?
QPanasonic Z95BでPS5・Xboxを同時接続できますか?
後悔しないための確認
QLG G5を買って後悔するのはどんな人ですか?
QPanasonic Z95Bを買って後悔するのはどんな人ですか?
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