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炊飯器
公開: 2026年5月13日更新: 2026年8月17日

日立 vs 東芝|炊飯器はどっちがおすすめ?

Hitachi掲載 4 機種
VS
TOSHIBA+14掲載 18 機種

日立と東芝の炊飯器をご飯のおいしさ・保温性能・ラインナップ・使いやすさ・価格の5軸で比較。炊飯中にスチームを加える(日立)vs 炊飯前に真空で吸わせる(東芝)という発想の逆転と、保温40時間引き分けの方法論差を2026年最新情報で解説。比較対象の東芝 RC-10ZWX は生産終了機です。

データ分布で見る立ち位置

炊飯器販売中の掲載88機種の分布の中で、HitachiTOSHIBA の現行モデルがどこに位置するかを、公式スペックと実勢価格の軸ごとに確認できます。

データ分布で見る立ち位置
炊飯器 販売中の掲載88機種

実勢価格の分布(販売中の掲載88機種)。Hitachi 4機種 ¥27,999〜¥80,962 中央値 ¥39,734。TOSHIBA 18機種 ¥10,230〜¥87,780 中央値 ¥28,394。カテゴリ中央値 ¥34,392.5。Hitachiは2万円台後半〜8万円台前半(価格取得済み4機種)、TOSHIBAは1万円台前半〜8万円台後半(18機種)に分布しています。両ブランドの候補が並ぶのは2万円台後半〜8万円台前半の帯で、カテゴリ全体の中央値は¥34,393です。

Hitachi4機種¥27,999〜¥80,962中央値 ¥39,734
TOSHIBA18機種¥10,230〜¥87,780中央値 ¥28,394
実勢価格の分布(円・1ブロック=1機種)
Hitachiの現行モデルTOSHIBAの現行モデルその他の掲載機種1ブロック=1機種中央値 ¥34,392.5

💡 グラフのバーをタップすると、この下にその区間の商品一覧が表示されます

データで読む: 実勢価格

Hitachi2万円台後半〜8万円台前半(価格取得済み4機種)、TOSHIBA1万円台前半〜8万円台後半(18機種)に分布しています。両ブランドの候補が並ぶのは2万円台後半〜8万円台前半の帯で、カテゴリ全体の中央値は¥34,393です。

出典: メタっぴ 参考価格集計(価格取得済みの80機種・販売中の掲載全88機種・2026-08時点)。実勢価格は楽天市場・Yahoo!ショッピングの取得価格にもとづき日次更新されます。
※ 掲載機種数や価格帯の違いはラインナップ構成の違いであり、ブランドの優劣を示すものではありません。

シリーズ・グレードの全体像

Hitachi はふっくら御膳の1シリーズTOSHIBA はマイコン RC・IH RC・圧力IH RC・真空IH RC・真空圧力IH RC・炎匠炊きの6シリーズ構成です。掲載分のグレード展開は、Hitachi がミドルとハイエンド、TOSHIBA がエントリーからハイエンドまでです。
HitachiTOSHIBA
ふっくら御膳圧力スチームIHの主力ラインマイコン RC価格重視の入口ラインIH RC基本を押さえた標準ライン圧力IH RC圧力で炊き上げる中核ライン真空IH RC真空吸水の標準ライン真空圧力IH RC真空×圧力の上位ライン炎匠炊き東芝の最上位ライン
ハイエンド
RZ-Z100JM K代表
RZ-W100JM
該当なし該当なし該当なし該当なし
RC-18KGW代表
RC-6MGX
RC-10HGA
RC-10ZWA
ミドル
RZ-V100JM K代表
RZ-Y100HJ H
該当なし該当なし
RC-6PXX代表
RC-10HPA
RC-10FPX
RC-10RXB
RC-18RXB
該当なし該当なし
エントリー該当なし
RC-5AMX
RC-10AMX
RC-5MFM
RC-10HW代表
RC-5XW
RC-10BHW
該当なし該当なし該当なし該当なし

出典: メタっぴ掲載カタログ(現行販売中モデルのみ・グレード分類は当サイトのシリーズ整理にもとづく編集部分類)。「代表」=下の「グレード別で代表モデルを比較」で対面比較するモデル。

グレード別で代表モデルを比較

ラインナップをまとめて並べると価格帯が離れすぎて比べにくいため、各ブランドのグレード(ハイエンド・ミドル・エントリー)ごとに代表モデルを並べています。代表モデルは各グレードの掲載機種から自動選出しています(AIスコア順・実勢価格を取得できているモデルを優先)。

ハイエンド

Hitachi 2機種TOSHIBA 7機種

Hitachiハイエンド
ふっくら御膳 RZ-Z100JM
ふっくら御膳 RZ-Z100JM
圧力スチームIH ・ 5.5合 ・ 大火力沸騰鉄釜 ・ スチーム保温

1.5気圧・111℃スチームの炊き上がりをスマホ連携なしで得たい人向け。W100JMと同等の炊飯性能・スチーム保温40時間を維持しながら最上位機より手頃な価格帯に収まる。絹成(ベージュ系)カラーを選べる唯一のJM上位機という点も差別化要素。

TOSHIBAハイエンド
真空圧力IHジャー炊飯器 RC-18KGW
真空圧力IHジャー炊飯器 RC-18KGW
真空圧力IH ・ 1升 ・ 備長炭かまど丸釜 ・ 真空保温

東芝の真空圧力IHラインにおける1升クラスのモデル。備長炭かまど丸釜と釜底WAVE9本、タッチパネル、ステンレスクリーンフレームを備え、5.5合が中心の同ラインに対し、容量を優先する大人数の家庭向けに位置づけられる。

ふっくら御膳 RZ-Z100JM商品ページ
真空圧力IHジャー炊飯器 RC-18KGW商品ページ
価格¥48,307¥34,100
炊飯方式圧力スチームIH真空圧力IH
容量5.5合(0.5〜5.5合)1升(1〜10合)
内釜素材大火力沸騰鉄釜備長炭かまど丸釜
保温機能スチーム保温(最大40時間)真空保温(白米40時間)
AIスコア71.579.5
レビュー★5.00 (4)
総評

実勢価格は RZ-Z100JM K が4万円台後半、RC-18KGW が3万円台半ばで、RZ-Z100JM K の方が高価です。

ミドル

Hitachi 2機種TOSHIBA 5機種

Hitachiミドル
圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100JM
圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100JM
圧力スチームIH ・ 5.5合 ・ 大火力沸騰鉄釜 ・ あり

JMシリーズの中で最も手頃に圧力+スチームIH炊飯を体験したい人向け。1.3気圧とスチーム保温24時間を備えつつ、上位機より手頃な価格帯に収まる。スチームなしでよいなら下位のRZ-Y100HJでさらにコストを抑えられる。

TOSHIBAミドル
圧力IHジャー炊飯器 RC-6PXX
圧力IHジャー炊飯器 RC-6PXX
圧力IH ・ 3.5合 ・ 備長炭ダイヤモンドコート ・ 潤白保温 白米24時間

東芝の圧力IHラインで最も構成を絞ったコンパクトモデル。真空機構や調理コース、銘柄炊き分けは持たないが、700Wの火力と最大1.2気圧の圧力可変制御、3通りの食感炊き分けは備える。少人数世帯向けに機能を絞り込んだ、圧力IHの入口となる位置づけ。

圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100JM商品ページ
圧力IHジャー炊飯器 RC-6PXX商品ページ
価格¥31,160¥26,000
炊飯方式圧力スチームIH圧力IH(最大1.2気圧・圧力可変)
容量5.5合3.5合(0.5〜3.5合)
内釜素材大火力沸騰鉄釜備長炭ダイヤモンドコート(外面:遠赤コート)
保温機能あり潤白保温 白米24時間
AIスコア71.575.9
レビュー★5.00 (1)
総評

実勢価格は RZ-V100JM K が3万円台前半、RC-6PXX が2万円台半ばで、RZ-V100JM K の方が高価です。

エントリー

Hitachi 掲載なしTOSHIBA 6機種

Hitachi

当サイト掲載分では、エントリーグレードの現行モデルがありません

TOSHIBAエントリー
IHジャー炊飯器 RC-10HW
IHジャー炊飯器 RC-10HW
IH ・ 5.5合 ・ 備長炭ダイヤモンド釜 ・ あり

東芝のIHジャー炊飯器における標準的な5.5合モデル。食感炊き分けやタッチパネルは持たない代わりに、やわらか・おかゆ・炊込みや温泉卵まで対応コースが広い。圧力・真空機構を備える上位帯の下、マイコン式の上に位置し、幅広いメニューを手頃に使いたい人向け。

Hitachi掲載なし
IHジャー炊飯器 RC-10HW商品ページ
価格¥12,800
炊飯方式IH
容量5.5合
内釜素材備長炭ダイヤモンド釜
保温機能あり(白米24時間)
AIスコア83.9
レビュー★4.48 (23)
総評

エントリー帯は、当サイト掲載分では TOSHIBA のみの展開です。このグレードで選ぶなら TOSHIBA の RC-10HW が候補になります。

※ グレード分類(ハイエンド/ミドル/エントリー)は当サイトのシリーズ整理にもとづく編集部分類で、各商品ページの「データで見るこのモデル」と同じ分類です。価格・AIスコアは掲載データから自動反映されます。

こんな人にはこっち

炊飯器でスチームを使った独自体験をしたい(スチームで炊き上げるふっくら御膳を食べたい)

Hitachi

炊飯器市場でスチームを炊飯に使うのは日立のみ(2026年現在)。専用スチームを庫内に吹き込んで最高1.5気圧・111℃に加圧する『圧騰甘み炊き』は東芝の真空吸水とは全く異なる炊き上げ体験を提供する。『スチームでふっくら炊き上げたご飯』を求めるなら日立 ふっくら御膳シリーズ以外に選択肢はない。

炊く前の吸水にこだわって冷めても美味しいご飯を求める(お弁当・おにぎりにも使う)

TOSHIBA

東芝 RC-10ZWX の真空ひたし炊きは炊飯前に真空ポンプでお米の芯まで吸水させるため、炊き上がりの粒立ちと均一な水分保持が特徴。追い真空で表面キズを防ぐため、冷めても粒が崩れにくくお弁当・おにぎりにした際の食感維持が日立の加熱型より有利と評される。『炊飯前の前処理で品質を決める』という発想は東芝ならではの技術。ただし RC-10ZWX は生産終了機で、これから新品で買える保証はない。すでにお使いの方が使い続ける価値のある方式という位置づけになる。

3万円以下または3〜6万円台のコスパ機で圧力IH炊飯を体験したい

Hitachi

東芝 RC-10ZWX は高級機の価格帯にある最上位機で、しかも生産終了している。日立は RZ-Y100HJ(約2万円台後半)で圧力IH、RZ-V100JM(約3万円前後)で圧力スチームIHを試せる。3万円前後でスチームを含む圧力IH炊飯を体験したい場合は、日立のミドルレンジが現実的な選択肢になる。

スマホアプリで外出先操作に加えて季節限定コースの配信も楽しみたい

TOSHIBA

日立 RZ-W100JM・東芝 RC-10ZWX はともにスマホアプリから外出先での炊飯操作に対応する(両ブランドの公式FAQで確認済み)。東芝 IoLIFE アプリはこれに加えて季節限定コースの配信という追加コンテンツを備える点が独自。ただし RC-10ZWX は生産終了機のため、これから新品で買う対象としては数えにくい。日立のわがや流コースは外出先操作に加えて炊き上がりの好みを学習・提案する継続学習型で、現行機で選べるスマホ連携としてはこちらになる。

70銘柄以上の細かい銘柄炊き分けを手動で設定して使いたい

TOSHIBA

東芝 RC-10ZWX は70銘柄×5食感(350通り)の手動炊き分けに対応。日立はコース選択型で銘柄対応数が非公表のため、細かい銘柄対応数では東芝が数値上優位。ただし RC-10ZWX は生産終了機のため、これから購入する炊飯器の選択肢としては数えにくい。銘柄や食感を細かく自分でコントロールしたい場合は、他ブランドの現行機も含めて炊き分け数を確認するとよい。

保温中もスチームで水分を補いながらご飯を保温したい(スチーム保温体験を求める)

Hitachi

スチーム保温は日立のみが持つ技術で、保温中も定期的にスチームを補給してご飯の黄ばみ・乾燥を抑制しながら温かさを維持する補水型保温。東芝の真空保温は密封型で水分蒸発を抑える方向性であり、スチームで積極的に補水しながら保温する体験は東芝には存在しない。40時間保温の選択肢として補水型(日立)か密封型(東芝)かで好みに合わせて選ぶ。

2社の思想・スタンスの違い

スペックの優劣だけでは見えない、各ブランドが何を大事にしているかを比較できます。

Hitachi思想
『スチームを加えることで、お米を最高温度で均一に炊き上げる』——東芝が炊飯前の真空ポンプでお米の芯まで水を吸わせてから炊くのとは対照的に、日立は炊飯中に専用スチームを庫内に吹き込んで最高1.5気圧・111℃に加圧する『圧騰甘み炊き』を採用する。スチームという媒体が釜内全体を均一な高温に包み、外はしっかり粒立ち・内側はやわらかいふっくら食感を実現する。保温中もスチームを補給して黄ばみ・乾燥を抑える補水型の40時間保温は、東芝の真空密封型とは保温の方法論が逆。炊飯市場で唯一スチームを炊飯と保温の両方に活用する日立の『スチーム一貫哲学』が、ふっくら御膳シリーズに体現されている。

「スチームを炊飯に使う唯一のブランド」として圧力スチームIH・スチーム保温・蒸気カット設計の三位一体で、東芝とは圧力の向きが正反対の加熱型炊飯哲学を貫く

TOSHIBA思想
『炊飯が始まる前にお米の芯まで水を入れる』——日立が炊飯中にスチームを加えて高温で炊き上げるのとは対照的に、東芝は炊飯前に真空ポンプで内釜の空気を抜き大気圧との差でお米の芯まで水を浸透させる『真空ひたし炊き』を採用する。『追い真空』(RC-10ZWX)は加熱中に再度真空にして泡を縮小し、お米の表面キズを防いで粒立ちとツヤを両立させる。真空保温(最大40時間)は保温中も真空状態を維持して水分蒸発を抑制する密封型。日立のスチームで補水しながら保温する方式とは保温の方法論が逆。こうした真空技術の積み重ねが炎匠炊きシリーズの品質を支えてきたが、本記事が比較対象とする RC-10ZWX はすでに生産終了している。

「真空で吸わせてから炊く」業界唯一の真空ポンプを炊飯前処理に搭載し、お米の芯まで水を浸透させることで冷めても美味しい粒立ちを実現する最上位集中型炊飯ブランド

各ブランドの強みと注意点

Hitachi

強み

  • 炊飯器市場で唯一スチームを炊飯・保温の両方に使用(2026年現在)。『圧騰甘み炊き』は専用スチームを庫内に吹き込んで最高1.5気圧・111℃に加圧し、東芝の減圧吸水とは圧力の使い方が根本的に逆の加熱技術
  • スチーム保温 最大40時間(RZ-W100JM / RZ-Z100JM)。保温中もスチームを補給し黄ばみ・乾燥を抑制する補水型保温。東芝の真空密封型と保温時間は同等だが、水分を積極的に加えながら保温する体験は日立にしかない
  • ふっくら御膳系(RZ-W100JM・RZ-Z100JM・RZ-V100JM)と圧力IHの RZ-Y100HJ が約2万円台後半〜約8万円と幅広い価格帯をカバーし、スタンダード帯から最上位まで現行機で選べる
  • JMシリーズ上位3機種(RZ-W100JM・RZ-Z100JM・RZ-V100JM)に蒸気カット設計を搭載。炊飯中・保温中の蒸気を本体内で再利用し外部に出さないため棚下・食器棚内への設置が可能。八代目儀兵衛(京都老舗米屋)監修の炊き上げ品質
  • RZ-W100JM のスマホ連携『わがや流コース』は炊き上がりフィードバックをもとに好みを学習・提案する継続学習型。外出先操作・炊き上がり通知にも対応し(東芝IoLIFEと共通の機能)、季節限定コース配信ではなく好みの学習で差をつけるスマート炊飯

注意点

  • 内釜・内ぶたの食洗機非対応(全モデル)。東芝 RC-10ZWX は内ぶたのみ食洗機対応(内釜はスルッとコートで手洗い専用)のため、象印 NX-AA10 の内釜食洗機対応と比べるとどちらもお手入れの完全自動化はできない
  • 銘柄炊き分けの数値が非公表(コース選択型)。東芝 RC-10ZWX の70銘柄×5食感(350通り)と比べて数値上の炊き分け細かさで劣る

TOSHIBA

強み

  • 業界唯一の真空ポンプを搭載した『真空ひたし炊き』:炊飯前に内釜を減圧し、大気圧との圧力差でお米の芯まで水を浸透させる前処理技術。日立が炊飯中にスチームを加える加熱型とは圧力の向きが根本的に正反対
  • 『追い真空』(RC-10ZWX):加熱開始後に再度真空にして泡を縮小し、泡がお米にぶつかる表面キズを防いで粒立ちとツヤを両立させる2段階の真空工程
  • 真空保温 最大40時間 + できたて保温3時間:密封状態で保温するため水分蒸発が抑制される。日立のスチーム保温と保温時間は同等だが、東芝はできたて保温3時間を追加した2段階設計で炊き立て品質の維持時間帯を選べる
  • 備長炭かまど丸釜5年保証(RC-10ZWX)・70銘柄×5食感炊き分け・IoLIFEアプリ連携(外出先からの炊飯スタート)を最上位機に集約

注意点

  • 本記事の比較対象である RC-10ZWX は生産終了機。新品での入手は在庫次第で、これから買う炊飯器としては選びにくい
  • カラー展開がグランブラック1色のみ(RC-10ZWX)。日立の複数カラー展開(絹成・フロストホワイト等)と比べてインテリア適合性が限定的
  • 銘柄炊き分けは手動設定(70銘柄×5食感)。パナソニックの AI 炊飯制御(約9,600通り自動最適化)と比べてお任せ感は低い(日立も同様)

こんな人は後悔するかも

あらかじめ「合わない人」を知っておくと、買ったあとのギャップを避けられます。

Hitachiを選ぶと後悔しやすい人

  • 東芝の『真空ひたし炊き(炊飯前に芯まで水を入れてから炊く)』という前処理方式を後から知った方:同価格帯でこの技術が選べたと知って後悔するケース。日立のスチームで炊き上げる方式と東芝の真空吸水方式の根本的な違いを事前に把握できていなかった場合に起きる
  • 70銘柄×5食感の細かい炊き分けが必要だった方:日立はコース選択型で銘柄対応数が非公表。東芝 RC-10ZWX の350通り炊き分けを後から知って選択肢の豊富さを羨む可能性がある
  • 季節限定コースの配信を受け取りたかった方:日立のわがや流コース(RZ-W100JMのみ)は好みを学習する継続学習型で外出先操作にも対応するが、東芝IoLIFEのような季節限定コース配信の機能はない。後から東芝の配信コンテンツを知って気になるケース
  • 内釜5年保証が必要だった方:東芝 RC-10ZWX は備長炭かまど丸釜5年保証付き。明示的な5年保証を期待していた方には、生産終了前の RC-10ZWX が向いていた可能性がある

TOSHIBAを選ぶと後悔しやすい人

  • エントリー〜ミドル価格帯のモデルが欲しかった方:RC-10ZWX は高級機の価格帯に位置する最上位機。日立は RZ-Y100HJ(約2万円台後半)・RZ-V100JM(約3万円前後)と価格帯の幅が広く、購入後に日立のミドルレンジで圧力スチームIHを試せると知ったケース
  • スチーム炊飯の体験を後から知った方:日立のみが採用するスチームで炊き上げる『ふっくら御膳』の食感を後から知り試してみたくなるケース。炊飯中にスチームを吹き込んで111℃で炊き上げるという独自体験は東芝では得られない
  • 保温中も積極的にスチームで水分を補いながら保温する方式が良かった方:東芝の真空保温は密封型で水分蒸発を抑える方向性。日立のスチーム保温(スチームで補水しながら保温)という積極的な水分補給体験は東芝には存在しない
  • グランブラック以外の色が欲しかった方:RC-10ZWX はカラー選択肢が1色のみ。日立の複数カラー展開(絹成・フロストホワイト等)を後から知ったケース

よくある質問

比較・優劣を知りたい

Q日立の圧力スチームIHと東芝の真空圧力IH、何が違いますか?
最大の違いは『圧力の向きとタイミング』です。日立は炊飯【中】に専用スチームを庫内に吹き込んで最高1.5気圧・111℃に加圧する『圧騰甘み炊き』を採用しています。スチームを加えることで釜内全体を均一な高温に包む加熱型の炊飯哲学です。一方、東芝は炊飯【前】に真空ポンプで内釜の空気を抜き、大気圧との圧力差でお米の芯まで水を浸透させてから炊く『真空ひたし炊き』を採用しています。日立が炊飯中にスチームを加圧(大気圧超)するのに対し、東芝は炊飯前に減圧(大気圧未満)するという圧力の向きが根本的に逆——『スチームを加える(日立)』vs『蒸気を除く(東芝)』という発想の対立が本記事の核心です。
Q保温時間はどちらが長いですか?日立と東芝を比較してください
最上位同士(日立 RZ-W100JM vs 東芝 RC-10ZWX)はともに最大40時間保温で引き分けです。ただし保温の方法論が正反対です。日立のスチーム保温は保温中も定期的にスチームを補給して黄ばみ・乾燥を抑制する補水型。東芝の真空保温は保温中も真空状態を維持して水分蒸発を抑制する密封型です。さらに東芝 RC-10ZWX は『できたて保温』3時間を追加した2段階設計を持っています。日立の中位機(RZ-V100JM・RZ-Y100HJ)は24時間保温のため、ブランド全体の保温時間では東芝が安定して40時間対応している点が東芝の強みです。
Qどちらのご飯が美味しいですか?日立 vs 東芝 炊飯器
どちらが優れているかは食感の好みによって異なります。日立(ふっくら御膳)の圧力スチームIHは外はしっかり粒立ち・内側はやわらかいふっくら食感が特徴です。東芝(炎匠炊き)の真空ひたし炊きは、炊飯前にお米の芯まで均一に水が入ることで粒立ちと冷めても美味しい食感を実現します。お弁当・おにぎりなど冷めてから食べる用途には東芝の真空吸水が有利と評されることが多く、炊き立ての柔らかくふっくらした食感を重視するなら日立が向いています。両者とも炊飯器の最高水準の技術を持つため、食感の方向性で選ぶことを推奨します。
Q蒸気カット機能はどちらにありますか?棚下設置できますか?
最上位機同士(日立 RZ-W100JM・東芝 RC-10ZWX)は両者とも蒸気カット機能を搭載しており、棚下・食器棚内への設置が可能です。日立はJMシリーズ上位3機種(RZ-W100JM・RZ-Z100JM・RZ-V100JM)に蒸気カット設計を搭載し、棚下設置可能として公式に訴求しています(エントリーのRZ-Y100HJは蒸気セーブ機能のみで蒸気カット設計とは異なります)。東芝 RC-10ZWX もスチームカット機能を搭載しています。最上位機同士では設置場所の制約は炊飯器選びの決め手にはなりません。

購入前の不安を解消したい

Q東芝の RC-10ZWX はいまでも買えますか?
RC-10ZWX は生産終了しています。流通在庫が残っていれば新品を見つけられる可能性はありますが、これから買う炊飯器の選択肢として安定して数えられる状態ではありません。RC-10ZWX の魅力である真空ひたし炊き・追い真空・真空保温40時間はすでにお使いの方には他にない体験ですが、新規購入を検討している場合は日立をはじめとする現行機の中から選ぶことになります。本記事の比較は、RC-10ZWX の炊飯思想と日立のスチーム炊飯の違いを理解するための読みものとしてご覧ください。
Q東芝の『真空』は保存用の真空パックと同じですか?
保存用の真空パック・低温調理の真空調理法とは全く異なります。東芝の真空ひたし炊きにおける『真空』は、炊飯前に真空ポンプで内釜内の空気を抜いて大気圧より低い減圧状態を作ることで、お米の芯まで水を浸透させるための吸水前処理工程です。炊飯前の短時間だけ使用され、調理温度は通常の炊飯と変わりません。追い真空(RC-10ZWX)は加熱中に再度真空にして炊飯中の泡を縮小し、泡がお米にぶつかる表面キズを防ぐ工程です。どちらも食品の長期保存とは無関係で、美味しく炊き上げるための前処理・中間処理技術です。

どこで・いつ買うか決めたい

Q予算7〜10万円なら、日立と東芝のどちらを検討すべきですか?
この予算で新品を選ぶなら、実質的な選択肢は日立 RZ-W100JM です。東芝 RC-10ZWX はかつて同じ価格帯で直接比較できる相手でしたが、生産終了しているためこれから購入する対象には数えられません。日立 RZ-W100JM はスチームで炊き上げるふっくら食感・スチーム保温40時間・スマホ連携の学習型『わがや流コース』・複数カラー展開が特徴です。RC-10ZWX の真空吸水・真空保温40時間+できたて保温3時間・70銘柄×5食感炊き分け・内釜5年保証は、すでにお持ちの方が使い続ける価値のある機能という位置づけになります。
Q3〜5万円台の炊飯器で東芝か日立か選べますか?
3〜5万円台では日立が選択肢になります。本記事が比較対象とする東芝 RC-10ZWX は高級機の価格帯にある最上位機で、しかも生産終了しています。日立は RZ-V100JM(約3万円前後)で圧力スチームIH(1.3気圧・スチーム保温24時間)を、RZ-Z100JM(約5万円前後)で1.5気圧の圧力スチームIHを体験できます。RZ-Z100JM は最上位 RZ-W100JM からスマホ連携を省いたモデルで、炊飯性能の中心部分は最上位と共通です。

後悔しないための確認

Q日立の炊飯器を買って後悔する人はどんな人ですか?
主に4パターンあります。(1)東芝の真空ひたし炊き(炊飯前に芯まで水を入れてから炊く)という前処理方式を後から知った方:同価格帯でこの技術が選べたと知り後悔するケース。(2)70銘柄×5食感の細かい炊き分けが必要だった方:日立はコース選択型で銘柄数が非公表。東芝の350通り炊き分けを後から知って羨む可能性。(3)季節限定コースの配信を受け取りたかった方:日立のスマホ連携(RZ-W100JMのわがや流コース)は好みを学習する継続学習型で外出先操作にも対応するが、東芝IoLIFEのような季節限定コース配信の機能はない。(4)内釜5年保証が必要だった方:東芝 RC-10ZWX の明示的な5年保証と比較して日立の保証年数を事前に確認しなかったケース。
Q東芝の炊飯器を買って後悔する人はどんな人ですか?
主に4パターンあります。(1)エントリー〜ミドル価格帯のモデルが欲しかった方:RC-10ZWX は高級機の価格帯にある最上位機で、日立の RZ-Y100HJ(約2万円台後半)・RZ-V100JM(約3万円前後)のような価格帯の選択肢がなかった。購入後に日立のミドルレンジでスチームIH体験ができることを知ったケース。(2)スチーム炊飯の体験を後から知った方:炊飯中にスチームを吹き込んで111℃で炊き上げる日立の独自体験は東芝では得られない。(3)保温中もスチームで水分を補いながら保温したかった方:東芝の真空保温は密封型で、日立のスチーム保温(補水型)という積極的な水分補給体験は東芝にはない。(4)グランブラック以外の色が欲しかった方:RC-10ZWX は1色のみで日立の複数カラー展開を後から知ったケース。

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この記事の編集者
メタっぴ編集部
メタっぴ編集部
家電・ガジェット専門ライター

家電・ガジェットを中心に幅広いカテゴリの比較・解説記事を執筆する編集チーム。メーカー公式仕様・国内外の専門メディア・購入者レビューを横断したデータ分析をもとに、商品選びに役立つ情報をお届けします。